今回は士業(弁護士・司法書士・行政書士・土地家屋調査士・弁理士・海事代理士・税理士・社会保険労務士)がキャッシュレスを導入する簡単な方法について伝えたいと思います。
私の知り合いの弁護士・司法書士・行政書士に聞いたのですが、お金のやり取りは銀行振込や現金支払いがほとんどのようです。士業に支払う金額はどの業種においても最低でも数万円かかることが普通です。
それだけのお金を現金や銀行振込(現金と変わらないです)のみなのは支払う側から見れば厳しいかと思います。もちろんいろいろな支払い方を提案してくれると思いますが、クレジットカード決済ができれば一番簡単でうれしいです。自分で支払い方法調整できるしポイントも貯まるので。
弁護士・司法書士・行政書士などを代表とする士業の方々でも簡単に導入できるクレジットカード・キャッシュレス決済サービスを3つここで紹介します。
オススメ1・JMSのVEGA3000
キャッシュレスを今すぐ導入したいと思っているならば、もっともオススメしたいのは「VEGA3000」です。VEGA3000とはあなたもご存知のJCB、UC、三菱UFJニコスが共同で出資して作ったキャッシュレスに特化した(株)JMSという会社が運営してます。Wi-Fi環境さえあれば事務所内どこでも決済できるのです。
基本的にクレジットカード決済を行うためには昔は大きなCAT端末というものが必要でしたが、今では持ち歩きも可能なくらいという小型な端末になってます。商談のテーブルまで持っていって決済も可能ということです。
導入費・月額費無料なのは当然ですが、これだけ高機能な
端末がなんと今なら0円で導入できます!
手数料は業界最低基準とこのあたりはどのキャッシュレスシステムでもほぼほぼ共通している事項です。
しかしなぜあなたのような士業にVEGA3000をオススメしたいか、他との2つの大きな違いを伝えたいと思います。
違い1・分割支払いが可能
これ以降紹介するAirPAYとSquareにではできない「分割支払い」が可能です。これは士業の業種など高単価になりやすい業種においてはお客さまにとってみればうれしいことではないでしょうか。
ちなみに分割決済できないにしても、クレジットカード会社によって「後からリボ払い」などの制度で分割にすることは可能になるのですが、面倒臭いと僕は思うので支払い時に分割支払いができればうれしいです。
VEGA3000では1回・2回・分割・リボ・ボーナスの支払いが選択できます。
違い2・VEGA3000 これ1台で決済可能
今主流となりつつある、個人店舗向けのクレジットカード決済システムは、カードリーダーをスマホやタブレットにBluetoothで接続し、専用アプリを使って決済する方法です。
これはこれで楽なのですが、やはり1台で決済すべて終わるのが一番簡単で操作も単純で楽です。端末もスマホのような画面で操作はしやすく、暗証番号をお客さまが打ち込むにも、見えないように工夫されたつくりになっているのでお客さまから見ても安心だと思います。
VEGA3000のデメリット
VEGA3000は私にとっては最強だと思いますが、デメリットもあります。それは「持ち運びに適さない」ということです。お客さまのご自宅で決済するとなると、不可能ではありませんが、持ち運ぶのはあまり現実的ではありません。
もし持ち運ぶならば今後紹介する「AirPAY」や「Square」が適しているでしょう。またWi-FiでなくLTEプランというものもあるので、そちらを契約すれば別途SIM代金月額693円かかってしまいますが、外出先で決済が可能になります。
オススメ2・AirPAY(エアペイ)
AirPAYはリクルートホールディングスが運営している会社です。リクルートブランドの信頼性は今あなたにここで説明する必要はないと思います。
AirPAYを導入するにあたり、決済システムの信頼性はお客さま側から見ればかなり重要な要素と言えるでしょう。
これは当たり前となりつつありますが、導入費・月額費は無料、そしてカードリーダーも無料です。決済手数料も業界最低水準なのでほぼほぼ文句の付け所なしですね。
決済にはiPhoneかiPadが必要
こちらもおてがるPay同様に注意しなければいけないのがAirPAYを導入するにはiPhoneまたはiPad、つまりiOSを搭載した端末が必要だということです。Android端末では使用できないのが残念な点です。
AirPAYの詳細は下のリンク先をクリックすれば確認できます。
オススメ3・Square(スクエア)
「Square(スクエア)」という決済システムも私はオススメします。どちらかと言えば私は前述したAirPAYよりもSquareをより頻繁に利用してます。ちなみにゲーム会社のスクエアエニックスとは全く関係ありません(笑)。
Squareはアメリカの企業です。Twitterを創業したジャック・ドーシー氏がキャッシュレスに進出しようと立ち上げた会社です。日本ではあまり有名ではないかもしれませんが、Twitterを世界中に広めた人物となれば十分信頼感に値することでしょう。
とは言えども実際は日本でのキャッシュレス決済の最大手と言っていいくらいのシェアを持っています。
導入費用・月額費用は0円
導入費用、月額費用などは一切かからず、しかも上の画像にあるカードリーダー(7,980円)だけ購入すればすぐにでもキャッシュレスが導入できます。月額費は発生しないので安心して導入できます。もちろん私のお店も導入してますよ。
JMS・VEGA3000とAirPAYとSquareの比較
ここでは JMS・VEGA3000、AirPAY、Squareの3つの決済システムそれぞれの項目で比較してみます。
JMS・VEGA3000 | AirPAY | Square | |
月額費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 3.24%~3.74% | 3.24%~3.74% | 3.25%~3.95% |
売上入金日 | 月2回または6回能 | 指定銀行日の場合月6回
その他は月3回 |
指定銀行の場合翌営業日
その他は翌週金曜日 |
入金手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
オンライン決済 | 不可 | 不可 | 可 |
カードリーダー(端末)代金 | 0円 | 0円 | 7,980円 |
分割支払 | 可 | 不可 | 不可 |
スマホバーコード決済 | 可 | 別途申込で可 | 不可 |
必要OS・環境 | Wi-FiまたはSIMカード | iOSを搭載した端末のみ | iOS,Androidを搭載した端末のみ |
まずは手数料から比較してみましょう。ほぼほぼ変わらないですね。
カードリーダー(端末)に関してはSquareのみ7,980円でカードリーダーを購入しなければなりませんが、VEGA3000とAirPAYは原則無料です。
入金日はVEGA3000の場合、最短で5日、最長で11日かかります(長期休暇はさらに日数がかかります)。Squareはみずほ銀行・三井住友銀行の場合は翌銀行営業日に入金されます。その他の銀行は毎週水曜を締め日でよく金曜に入金されます。
AirPAYの場合はみずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行の場合は月6回で5日・10日・15日・20日・25日・30日です。しかしこの日が銀行休業日の場合翌営業日になります。その他の銀行は5日・15日・25日の月3回になります。銀行休業日の場合はやはり翌営業日に振込まれます。
なるべく早い入金を求めるならばSquareが有利でしょう。
まとめ
弁護士・司法書士・行政書士などの士業向けのキャッシュレス決済のオススメはクレジットカード決済だと思います。今流行りのバーコード・QRコード決済は1万円を超える決済には不向きかと思います。
クレジットカード決済すステムの中でももっともオススメはJMS・VEGA3000です。導入費や月額費用も無料、さらにまともに購入すれば数万円はする決済端末も無料なのです(2021年8月現在)。
端末の使い方も簡単で、動画での解説もあるので安心です。通常銀行振込などが主流だと思いますがクレジットカードが利用できるとなると、お客さま側からみれば、楽天カードならば楽天ポイント、ヤフーカードならばTポイント、イオン系のカードならばときめきポイントがたまるので嬉しいと思います。
どうせ同じお金を払うならばポイントが貯まった方がいいと思うお客さまの心理は当然ですよね。そんな心遣いのある弁護士や司法書士などと私はお付き合いしたいと思います。