個人事業主は10年ほど前まではクレジットカードシステムを導入するなんて月額費用もかかるし、手数料4%も払わなければならないし、でもお客さまに求められるので仕方なく高い経費を払って導入してる。
けれども1ヶ月に1回もクレジットカードの支払いがなかったらかなりの無駄な経費ですよね。そんなあなたにおすすめなクレジットカード決済システムはSquare(スクエア)です。
ここでは、Square、AirPAY、楽天ペイ、Coiney全てを導入し、無駄な経費の削減に成功した従業員3名の自営業の僕が詳しく解説します。
Squareのアカウント取得
まずはSquareの申し込み画面にアクセスしアカウントを取得する必要があります。
メールアドレス・パスワードの設定
あなたのメールアドレスを入力し、パスワードも設定します。パスワードはSquareの管理画面にアクセスするときも必要なので忘れずにどこかに残しておきましょう。その後「続行」をクリックしてください。
あなたの事業を入力
次にあなたの事業を選択します。この記事を読んでいるあなたはおそらく個人事業主なので、当然「個人事業主」をクリックしてください。もし法人ならば「法人または団体」をクリックします。
個人情報の入力
次にあなたの個人情報について入力します。氏名はカタカナとローマ字も入力しますので間違えないよう気をつけてください。
また住所は自宅なのでお店や会社の住所を入力しないようにも気をつけてください。また代表者は20歳以上なので未成年では不可なので気をつけてください。
店舗情報
次にあなtなお店舗・事務所の方法を入力します。こちらもカタカナとアルファベット表記が必要です。HPがあればそちらも入力しておくと相手もわかりやすいかと思います。
銀行口座情報の入力
次に、Squareで決済した後に振り込まれるあなたの銀行口座情報を入力します。たいていの銀行は利用できます。ゆうちょ銀行も可能です。個人事業主の方は個人名の口座名義でも問題ありません。
ちなみにみずほ銀行・三井住友銀行を指定すれば、Squareで決済後、銀行の翌営業日に入金されるので早いです。もちろん銀行口座を持っていなければなりません。
その他の銀行は毎週金曜日です(金曜日が祝日の場合は翌営業日)。それでも他に比較すると早い方だと思います。
カードリーダーはあとで購入
次にSquareのカードリーダーの購入画面に変わります。ここで「リーダーを注文する」をクリックするとSquareの公式ショッピングサイトに飛び、そこでカードリーダーを購入することが可能です。
しかし上の画像の注釈に書いてある通り、今は(令和2年4月)キャンペーン中で無料でカードリーダーと専用ドック(9,800円)を注文できるキャンペーンがあるので、ここでは「あとで注文する」をクリックしてください。
後日メール無料キャンペーンのメールが届くのでその後、無料で購入してください。しかし1業種につき1つだけです。チェーン店など複数店舗ある場合は別途実費で購入する必要があります。
Squareのアカウント承認
これでSquareのアカウント申請終了、そして承認されました。早いです。この時点でカードリーダーさえあれば今すぐにでもJCBなど一部を除くクレジットカードで決済が可能になります。
決済端末無料キャンペーンに登録しよう
Squareに承認されてから数日後に「決済端末無料キャンペーン」のメールが届きます。そのメールに記載されている規約事項に同意し、キャンペーンに申し込むことができます。IDやクーポンコードも控えておきましょう。
僕の場合、カードリーダーが届いたのが3日後でした。今は1週間くらい見ておくとよいと思います。ちなみに僕の場合は専用ドックはついてませんでした。うらやましいです。
Squareアプリをダウンロード
カードリーダーが届くまでにSquareのアプリをダウンロードしましょう。iOS、Androidともにそれぞれのアプリストアから「Square」と検索すればSquareのアプリがすぐ確認できることでしょう。
もちろんスマートフォンでもダブレット端末でも使えます。できれば決済専用のタブレット端末があった方が望ましいと思います。
またSquareの場合、実際に手書きでサインをスマホもしくはタブレットの画面にいただくので、スタイラスペンはあった方がよいでしょう。なくても指でサインは可能です。
SquareのPOSシステムは優秀
Squareには無料で使える独自のPOSシステムがあります。SquareのPOSシステムでできることは大きくいうと以下の通りです。
- 顧客管理
- 売上管理
- 在庫管理
- 従業員管理
細かくは割愛しますが、かなりの高機能です。これだけのことが無料でできるのはかなりお得です。使い方もさほど難しくもありません。
クレジットカード決済のみの利用でもOK
業種などによっては、Squareの機能など返って邪魔になることもあると思います。もちろん無理してこれらの機能を使用することはありません。まったくこういった機能には手をつけず、クレジットカード決済だけ利用するというのも全然問題ありません。
ちなみにカードアプリをダウンロードしログインできればすぐにでもクレジットカード決済が可能な状態になります。もちろんカードリーダーが必要ですが。
Squareは申し込んだ初日からクレジットカード決済ができるのです。
極端な話をすれば、今日クレジットカード決済しなくちゃならないとなったとき、Squareに申し込みして、家電量販店などでSquareのカードリーダーを購入できれば、可能ということです。
まあそんな突然クレジットカードの導入が必要なんてことは滅多にないとは思いますが。。。
カードリーダーも2〜3日で届くので1週間以内にはお金を1銭も使わずSquareでクレジットカード決済ができるのです。
カードリーダーが届いたらテスト決済を忘れずに
カードリーダーが届いたら、テスト決済を忘れずにしましょう。
100円で大丈夫です。実際にSquareアプリを立ち上げて100円を打ち込み、あなたのクレジットカードを利用してテスト決済してみましょう。
テスト決済後は取り消しを忘れずに
テスト決済後はSquareの管理画面にログインし、「お取引」履歴から「払い戻し」することで取り消しすることができます。
Squareから送られてきたパンフレットをご覧いただければすぐにわかると思います。テスト決済することで、実際にお客さまとのやりとりがイメージできます。
決済自体は簡単ですが、テスト決済をしておいた方がより安心できるのは間違いありません。念の為、パンフレットも近くに置いておきましょう。
JCBの審査は時間がかかる
Square自体の審査は早いことは理解していただけたと思います。カードリーダーさえ届けばすぐ決済可能です。しかしすぐに利用できるクレジットカードはVISAとMastercard、American Expressだけです。
肝心な日本ブランドのJCBはこの時点ではまだ利用不可能です。
JCBは独自に審査が必要なのです。審査はとくに厳しいわけでなくあなたが真っ当なビジネスをしているならば問題なく通ると思います。僕の場合は1週間ほどで審査通過のメールが届きました。
JCBには業者によっては追加書類が必要
JCBの審査は業種によっては追加の書類が必要になる場合があります。以下の業種が許可証などの書類が必要になります。
- 士業(弁護士・行政書士・司法書士・弁理士・社会保険労務士・中小企業診断士・公認会計士など)
- 接待をともなう飲食業(パブ・スナックなど)
- 旅行代理店
- 中古ショップ
これらの業種は許可証などが必要になります。もちろん持っていると思うので問題ないでしょう。許可証などはスマホで撮影したものを送信する形で大丈夫なので、難しくはないと思います。
クレジットカード決済ができないことで33万5千円の売上を失った失敗談
実は僕、クレジットカード決済ができなかったことで、33万5千円の売上を逃してしまった過去があるのです。
ちなみに僕の仕事は寝具関連を取り扱ってます。ある日僕のお店にベッドとマットレスの相談にお客さまが来店されました。
かなり端折りましたが、こんな感じのやりとりが実際あって、結局このお客さまは来店されることはありませんでした。この商品をものすごく気に入った様子だったのに。
まず間違いなく同じ商品を他のお店、もしくはネットで購入したに間違いありません。
しかしこのお客さまを恨めしく思うことはしませんでした。人それぞれ支払い方法にはスタイルがあるのです。
一括で支払うことができる人もいれば分割にしたいと思う人もいる。
だからこそクレジットカード決済を導入しようと強く思ったのです。勉強代にしては高くついたと思ってます。
商品だけでなく支払い方法のニーズを僕は把握してなかった。愚かだったと反省してます。
「クレジットカードが使用できます!」とネットと広告に掲載したところその2ヶ月後の売上の昨年対比が127.9%まで伸びました。これは驚きです。
僕はクレジットカードを導入しただけで売上が伸びました。あなたの業種が果たして当てはまるかはわかりませんが、売上に伸び悩んでいるのならば、商品でなく、支払いなどのソフト面の改善で意外と伸びたりしたのが私の事例でした。