クレジットカード決済導入Square、AirPAY、楽天ペイ、STORES決済主要4社を徹底比較!!

私は個人事業主でSquare(スクエア)、AirPAY(エアペイ)、楽天ペイ、STORES決済(旧Coiney)主要クレジットカード決済会社4社全て導入しています。

ここではこの4社の比較をあなたに伝えたいと思います。実際に利用している私ならでしか語れないことを伝えられるかなと思うので最後までご覧いただければきっとあなたに役に立つ情報を得られることでしょう。

初期費用・月額費用の比較

クレジットカード決済を導入する上でまず気になるのが初期費用と月額費用だと思います。従来はCAT端末というクレジットカード決済専用の大きい端末機をレジ横に置くのが一般的で、僕のちっぽけなお店が導入するにはハードルが高く、月額費も高いというイメージでした。

しかしスマホの登場後、スマホのBluetooth機能を利用してクレジットカード決済ができるようになりました。それがスクエア、エアペイ、楽天ペイ、コイニーです。実際に各社を比較してみましょう。

Square AirPAY 楽天ペイ STORES決済
初期費用 0円(条件付) 0円 19,800円 0円
月額費用 0円 0円 0円 0円

初期費用は楽天ペイが若干不利

初期費用を比べると楽天ペイだけが19、800円必要となるので不利になるかと思います。この19、800円という金額はカードリーダー代金です。楽天ペイでクレジットカード決済するためには、申請・承認された後、カードリーダーを購入しなければ実際に決済ができません。

そのため初期費用として19、800円必要ということです。しかし楽天ペイではキャンペーンを行っており(2020年3月現在)、以下の条件を満たした場合、カードリーダー代金がキャッシュバックされるというキャンペーンです。この条件をを満たすことができれば、初期費用は無料となります。

楽天ペイカードリーダー・キャッシュバックの条件
①入金口座を楽天銀行に指定→4ヶ月以内に5万円以上のクレジットカード決済
②4ヶ月以内に30万円以上のクレジットカード決済

以上の条件になります。客単価が低い業種にとってみればかなりのハードルの高さかと思います。少なくとも楽天ペイを導入するには約2万円くらいの出費を覚悟した方がよさそうです。

月額費用は0円が基本

月額費用に関しては各社全て0円です。今やこれが基本になってます。もしかしたら大手チェーン店やフランチャイズチェーン店などは昔から導入していることもあり、月額費用をいまだに支払っているかもしれません。

今すぐ解約してこの4社のどれかを導入した方が遥かにお得なのは間違いないでしょう。今や月額費用は無料なのが基本なのです。

決済手数料の比較

決済手数料は各社全て業界最低クラスです。各ブランドによって手数料は各社若干異なります。数千万円の売上でもない限りそれほど差は感じられないと思います。

ここでは日本でのシェア率が高いVISA、JCB、MaaterCard、AmericanExpress(アメックス)の4ブランドを比較したいと思います。日本ではシェア率の低いDiscover、DinnersClubは省きます。

Square AirPAY 楽天ペイ STORES決済
VISA 3.25% 3.24% 3.24% 3.24%
JCB 3.95% 3.74% 3.74% 3.74%
MasterCard 3.25% 3.25% 3.24% 3.24%
アメックス 3.25% 3.25% 3.24% 3.24%

主要4ブランドの決済手数料はSquareを除き、他4社は全て横ならびでJCBは3.74%、それ以外は全て3.24%です。SquareはJCBは他4社より0.21%高い3.95%、それ以外も他4社より0.01%高い3.25%です。

こうして見るとSquareは一番不利の印象を持つかと思いますが、具体的金額を算出してみるとそうではないことがわかります。最もSquareと他社の差があるJCBでの具体的売上について比較してみましょう。

売上金額/手数料 Square AirPAY 楽天ペイ STORES決済
1万円 395円 374円 374円 374円
10万円 3、950円 3,740円 3,740円 3,740円
100万円 39、500円 37,400円 37、400円 37,400円
1,000万円 395,000円 374,000円 374,000円 374,000円

Squareと他4社で1万円の売上の場合、21円だけSquareが高く、100万円の売上でも2,100円しか変わりません。しかし1,000万円ものクレジットカード決済が毎月あるようならば、2万円以上の差がでるのでSquare以外を選ぶ方がお得なのは間違いありません。

しかし僕のお店の場合は月10万円〜50万円ほどのクレジットカード売上なので、どこを選んでもさほど変わりません。

ちなみに僕は主にSquareをクレジットカード決済に使ってます。理由は簡単です。

入金が早い

これにつきます。あとで伝えますが、売上の入金はSquareが最も早いのです(各社指定外銀行を選択した場合)。これってキャッシュフローからみると僕のような弱小企業からすればかなり重要なファクターです。なるべく早く売上を現金として手元に置いておきたいものです。

200円ほどの差は僕から見れば時間を買うと思えば全然大した金額ではありません。時間はお金と一緒です。

Time is Money(時は金なり)

ということわざを賢明なあなたならば聞いたことがあるでしょう。文字通り時間はお金と一緒、いやむしろお金以上の価値があると思います。

時間は富裕層だろうと貧困層だろうと平等に流れていきます。ちょっと切ない言い方をすれば、あなたがこの世に生まれてから寿命までカウントダウンが始まっているのです。そう考えると時間は貴重じゃないですか?

入金も早い方がそれだけあらたなビジネスに早く投資できるということです。総合的に僕はSquareを中心に使ってます。

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入金日・入金手数料の比較

入金日・入金手数料の比較をしてみます。各社それぞれです。指定銀行がある場合は翌日入金が可能のサービスもあります。

Square AirPAY 楽天ペイ STORES決済
入金手数料 完全無料 完全無料 330円(楽天銀行は無料) 10万円未満は200円
入金日(指定銀行) 銀行翌営業日 月6回(5・10日・末日) 即日 なし
入金日(指定外銀行) 毎週金曜日(木〜水売上分) 月3回(5日・15日・25日) 入金依頼後銀行翌営業日 毎月10日締め20日入金

詳細を解説します。

Square

入金手数料はどこの銀行であっても0円です。入金日は指定銀行(みずほ銀行・三井住友銀行)は銀行の翌営業日に入金、指定銀行以外は毎週木曜日〜水曜日の売上がその週の金曜日に入金となります。金曜日が銀行休業日場合、翌営業日に入金となります。指定銀行以外では最も早い入金がSquareです。かなり有利な点だと思います。

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AirPAY

入金手数料はどこの銀行でも0円ですが、ゆうちょ銀行は入金先として指定できません。入金日は指定銀行(みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行)は月6回の入金となります。基本は5・10日・末日の入金ですが、銀行休業日の場合は翌営業日となります。

指定銀行の場合のサイクルは末日〜4日までの売上は10日に入金、5日〜9日までの売上は15日の入金と5日くらいのサイクルで売上が締められます。最短でも1週間ほど、最長で10日ほどで入金です。

指定外銀行の場合は末日〜9日が15日、10日〜19日が25日、20日から末日前日が翌月5日の入金となります。最長で半月ほどかかります。最も長い入金日です。

エアペイの申込みはこちらから

楽天ペイ

入金手数料は指定銀行(楽天銀行)は0円、さらに即日入金。指定銀行以外は入金依頼をすることで銀行翌営業日に入金されるので早いのではありますが、330円という最も高い入金手数料が発生してしまいます。楽天ペイを導入するならば、楽天銀行に口座を作っておいた方がベターです。メインバンクが違う銀行ならば売上管理が面倒になりますが。

STORES決済

入金手数料は10万円以上ならば無料です。入金サイクルは自動入金設定ならば毎月10日に振込額確定、20日に入金となります。入金日が銀行休業日ならば翌営業日の入金となります。入金までは最長で1ヶ月ほどです。

手動入金ならば売上日の翌日に振込申請が可能で、銀行2営業日後の入金になります。こちらも10万円以上ならば無料ですが、それ以下の場合は200円の手数料がかかってしまいます。

交通系ICカードとQR決済

キャッシュレスイメージ

2019年を僕はキャッシュレス元年と思ってます。キャッシュレスはクレジットカードが主流でしたが、2001年Suicaの登場以降、キャッシュレスも発展しコンビニなどのお店でもSuicaやPASMOなどの交通系カードで決済できるようになりました。

そこへ2019年PayPayの登場から一気にQR決済(スマホ決済)が加速し今やシェアを争っている状況です。今回紹介している4社でも交通系ICカードやQR決済が可能なので、比較してみます。

Square AirPAY 楽天ペイ STORE決済
交通系ICカード ○
QR決済 ×

交通系ICカードは4社全て対応しております。QR決済に関してはSquareのみが対応不可となってます。STORES決済は中国のWeChatPayのみ対応しておりますが、日本でメジャーな PayPayやauPAY、d払いには対応しておりません。

QR決済対応表 PayPay au PAY d払い LINE Pay 楽天ペイ Alipay WeChatPay
AirPAY ×
楽天ペイ × × × × ×
STORES決済 × × × × × ×

AirPAYは楽天ペイを除く全てに対応してます。逆に楽天ペイは自社の楽天ペイの他、au PAYにしか対応してません。STORES決済に至っては前述したとおりWeChatPayのみです。

もちろん今後各社対応していく可能性もありますが、今のとことAirPAY1台あれば交通系ICカード、QR決済のほぼほぼをクリアできてしまうということはこれを見れば明らかですよね。

AirPAY(エアペイ)の詳細はこちらから

メリット・デメリットまとめ

メリットデメリットイメージ

これまで解説してきたとおり、各社それぞれメリット・デメリットがあるのでまとめてみましょう。

squareのメリット・デメリット

Squareのメリットとは
  • 決済手数料は最安値に近い3.25%
  • 初期費用・月額費用0円
  • カードリーダーが実質無料
  • 入金手数料が完全無料かつ入金日は早い
  • カードリーダーの操作が簡単
  • カードリーダーやその他のパーツはスタイリッシュでお洒落感が高い
  • オンライン決済が可能
Squareのデメリットとは
  • 海外のブランド(何かあったときに心配と思いがち)
  • JCBの決済手数料が3.95%と他社に比べやや高い

Squareの総合評価

小さな個人事業主の僕が最もオススメするのがSquareです。理由は、決済の取り扱いが最も簡単ということと、入金が早いそして無料ということです。しかもこれは完全に個人的な理由ですが、僕のお店の隣が郵便局であり、ゆうちょ銀行を利用しているということもあります。

さらには2020年から交通系電子マネー決済にも対応可能になりました。カードリーダーも小さくスタイリッシュでズボンのポケットに入れて持ち歩くことが可能です。

決済は他社同様スマホやタブレットを利用しますが、お年寄りでも比較的簡単な扱いで決済できるのが魅力です。暗証番号を入力する必要もないので、お客様が暗証番号を忘れていても(結構あります)安心です。

ネットショップを運営している僕にとって一番嬉しかったのがオンライン決済が可能ということです。ネットショップでの売上をクレジットカードで決済が可能です。お客さまのメールアドレスにSquareの管理画面から「請求書」を発行送信しあす。

「請求書」をメールで受け取ったお客さまはクレジットカード情報を打ち込むことで決済します。大変便利な機能で僕は重宝してます。

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AirPAYのメリット・デメリット

AirPAYのメリットとは
  • 決済手数料は業界最安値
  • リクルートが運営しているので知名度抜群
  • 初期費用・月額費用は完全無料
  • カードリーダー完全無料で貸与
  • 入金手数料無料
  • 交通系ICカード・QR決済が可能
AirPAYのデメリットとは
  • iOSしか利用できない(Android端末は不可)
  • 指定銀行以外の入金日が最長15日くらいと長い
  • 審査基準が厳しめ

AirPAYの総合評価

AirPAYはリクルートホールディングスが運営しているので、誰でも知っている企業なので知名度=信頼度が抜群なのでお客さまも安心して決済できます。逆にSquarehaは海外では信頼度が高いものの、日本では知名度が低いので信頼度では今一つです。

しかしAirPAYは残念ながらiOSしか利用できないのです。つまりiPhoneかiPadをあなたが持っていないならば、購入する必要があるということです。Androidユーザーならば敬遠されがちですね。

さらには審査基準は結構高いように思います。業種によっては簡単に審査が通過しないこともあるでしょう。

しかしながらSuicaやPASMOなどの交通系ICカードにも対応し、さらにはPayPay、au PAY、d払い、LINE PayなどのQR決済にも対応しているので、エアペイ1台持っていれば様々な決済方法に対応できます。

僕はiPhoneユーザーなので迷うことなくエアペイに申し込みました。

AirPAY(エアペイ)の申し込みはこちらから

楽天ペイのメリット・デメリット

楽天ペイのメリットとは
  • 決済手数料は業界最安値
  • 楽天ブランドの強み
  • 楽天ユーザーを取り込むことが可能
  • 月額費用無料
  • 楽天銀行口座を持っていれば即時入金
  • 交通系ICカードやQR決済が可能
楽天ペイのデメリットとは
  • 実は初期費用19、800円かかる
  • 指定外銀行の場合は手数料330円かかる

楽天ペイの総合評価

楽天ペイは楽天のヘビーユーザーが利用している可能性が高いので、楽天ユーザーを獲得できるチャンスがおおいにあります。しかしながら初期費用19,800円かかるのは個人事業主ならばちょっと痛い費用かもしれません(少なくとも僕は痛いと感じました)。

キャッシュバック制度があるものの、そのハードルは高いので小規模事業主だと難しいと思います。

売上の入金は申請することで翌営業日に入金されますが、手数料330円が毎回かかるのは手痛いと思います。楽天銀行を入金口座にすることで無料になりますが、そこからメインバンクに振り込むとなるとこれまた手数料がかかるのでマイナスポイントであるのは否めません。

STORES決済のメリット・デメリット

Coineyのメリットとは
  • リボ払いが可能
  • 決済手数料は業界最安値
  • キャンペーンでカードリーダーが無料
  • 月額費無料
  • 交通系ICカードが利用できる
  • オンライン決済が可能
STORES決済のデメリットとは
  • 知名度が低い
  • 入金手数料が10万円未満は200円かかる
  • 自動にした場合、入金日が最長40日程度と長い
  • QR決済がWeChatPayしか利用できない

STORES決済だけが唯一できるサービスが「リボ払い」の対応です。他の3社はリボ払いには対応してません。これは高額決済のお客さまにとってみれば需要は必ずあります。STORES決済を導入する大きなメリットとなります。

僕はまずお客さまに「一括払い」か「リボ払い」かを問います。リボ払いを選択したお客さまにはすかさず、STORES決済のカードリーダーを差し出します。これが上手な使い分けではないでしょうか。

ちなみにSTORES決済とはもともとコイニー株式会社が運営するサービスでしたが、関連会社であるオンラインショップ開設サービスのSTORESとブランド統一で「STORES決済」になりました。

もともとコイニー株式会社とは2012年に立ち上げた会社で、知名度は低い(と僕は思う)のですが、主にサイバーエージェントやPayPal、Googleなど有名IT系出身の方々取締役にいるので、ある程度信頼できるのではないでしょうか。

月額費用は無料のは各社横並びなのでこれは当然としても、カードリーダーが無料なのは嬉しい限りです(キャッシュレス消費者還元事業に同時に申請する必要があります)。

もうひとつ他のクレジットカード決済業者と大きく違うメリットはオンライン決済ができるということです。これができるのはSTORES決済とSquareだけです。お客さまのメールアドレスに「STORES請求書決済」というシステムを使って請求書を発行して送信するシステムです。

送信されたお客さまはアドレスをクリックすると、クレジットカード番号・有効期限などを入力する画面になるので、お客さまご自身でご入力いただき、決済するシステムです。簡単です。この機能もネットショップを運営しているあなたから見ればかなり嬉しい機能ではないでしょうか。

個人事業主がキャッシュレスを導入するまとめ

ポイントカードイメージ

これまでSquare、AirPAY、楽天ペイ、Coineyと主要4社の比較をしてきました。その中で個人事業主のあなたが(別に個人事業主じゃなくてもいいのですが)導入すべきサービスは以下の3つです。

  • Square(スクエア)
  • AirPAY(エアペイ)
  • STORES決済

これらクレジットカード決済サービスをうまく使い分けましょう。僕の場合は以下のように使い分けてます。

  • とにかく簡単にクレジットカード決済を済ませたい→Square
  •  従業員が機械が苦手なのでわかりやすい決済方法がいい→Square
  • 売上をすぐにでも入金してほしい→Square
  • JCBカードを出された→AirPAYもしくはSTORES決済
  • オンライン決済を求められた→SquaeもしくはSTORES決済
  • QR決済を求められた→AirPAY
  • リボ払いを求められた→STORES決済
  • 信頼ある会社の決済を求められた→AirPAY
  • 交通系IDカードでの決済を求められた→AirPAY、Square

以上のように様々な場面であなたに有利な条件で使い分けができます。したがって、どの決済会社も月額費用が無料なので全て導入することを僕はオススメします。それぞれのメリット・デメリットを見極めて使う決済方法を選択する。これが我々個人事業主が少なからずとも利益を確保する手段ではないでしょうか。

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